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15.11.05
島の出来事(その3)
クバ広場での宴も終り、高校生達もそれぞれに民宿へ戻ってシャワーを浴びたり歯を磨いたりしている。
厨房でバーベキューの後片付けを島義母としているところへ、義妹が仏間の前の廊下から出てきた。
「おかぁ、オバァが煙草欲しいって言ってるよ~ 今日 タバコあげてないでショ~?」
「ああ そうね~ 忘れていたさぁ~」
…なに? この会話。 「言ってるよ」って、ごく当たり前の様に話してるけど。ツッコまないほうがいいの? でも聞いちゃう。
「あのぅ それって、もしかして そうやって聞こえてきたの?それとも感じるの?」
しかし義妹は、にっこりと微笑むだけであった。
ああーっ!!! やっぱり!聞こえとるんだがね!!!!!
だって仏間の前の廊下を歩いていたのにひき返してココに来てんだよ。
ご先祖は大切に、という事はこういう事か!?
ココに暮らすうちにそのうち見えないはずのものが見えてしまうことがあるんだろうか?
家族ならば怖くはあるまい。しかし なにぶん気が小さいのでそれは心臓に悪いがねーっ。
おっそがーい!(コワーイ)
そして子供達も寝静まった深夜、オバァの声を思い出し 『家族だもんね、有難う。』と思ってみたり、
『どうか見えるのだけは勘弁して欲しいなァ』 と 思いにふけっていると、
部屋のドアが ギギ~… と開いて ヒュ―と風が入ってきた。
やっぱり、ゾゾーッ!!!!!!

投稿者 名古屋おんな : 15.11.05 22:53