名古屋からの沖縄移住

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14.11.05

島の出来事(その2)

もう怖さは泣くなり、義妹のふくよかな胸に鼻水と涙をなすりつけたことを詫びて
不思議な気持ちに包まれながら星空を見上げた。

何故 私のようなフツーの人間に聞こえたんかなあ? 今までなにも感じたことも見たことも
ない自分が? 何度も首を傾げていたら
「昨日、お餅お供えしたでしょう?だからじゃない?お礼を言いたかったんだよ~」と義妹は言ってくれた。

久しく仏前にお供えもしてなかったなぁ…と考えつつ こんなことも思った。
人間は きっと、死んで終わりではないのだ。
家族を見守っていく意志を持っていれば存在しつづけることが可能なんだろうか。
情があってこそできるんだろうか。
オキナワはご先祖崇拝の風習がある。お年寄りも大事にするし子供にも優しいまなざしを注ぐ土地柄だ。
こんなことがあっても不思議ではないのかもしれない。オキナワに住んでいるのだから…

そういえば 複雑な家庭に育ったダンナは、たいへんオバアちゃん子だったと聞いていた。
可愛がってた孫の、そのまた子供までも よくぞ見ていてくれましたなァと感謝しつつ夜道を歩く。
し か し 聞いた声を反すうするたびに ぞわ~んぞわんしてくるのも、もうひとつの本音である。

kaerimiti.gif

息子の手を握り締めながら足早に民宿に戻り、
息を切らしながら仏間の電気を灯けて 古びた白黒のオバァの写真を眺め、見守ってくれてるお礼を言い
これからもヨロシクお願いしますね と話しかけたら 清々しい気持ちになった。

投稿者 名古屋おんな : 14.11.05 11:22

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