名古屋からの沖縄移住

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27.11.05

民宿に戻ると 息子は、私が出掛ける前と同じ姿勢でテーブルにあごを乗っけたままテレビを見続けている。
声を掛けてもこちらを見ようともしない。おもちゃのお片付けもせず 約束のお勉強も放りっぱなしの様子を見ていると 段々、心にチリが… ああ

「今日はおでんにしようね」 島義母が、大根と豆腐を買ってくる様に言い 子供達を連れてひと山超えた所にある農協に行き ずっしりと太い大根と島豆腐を買う。
戻ると、台所では『てびち(豚足)』が大鍋に入っていた。

今日、発てば おでんは食べられない。 しかし 早く帰れる。

実は あまり島にいない義父が珍しく、おらっせる(いらっしゃる)んだわ。 
毎度のコトながら歓迎もされてない感もある。耳が遠いから自分の言いたいことを一方的に
お話しになるのですが、その言葉さえも私には通じないんである。
 ズバリもう早く帰りたい。

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しかし島義母のおでんは、んもう どえりゃあ~魅力的なんだわ。

今日は大潮。夜中から 海で貝拾いをするつもりの島義母が、
「明日は海に連れていってね、お父さん。」すると義父は 
「…今から那覇に行って明日9時の便で帰ってくるからそれから行こうねェ」と。

うひょひょ… やったあ~。3時半の船で出らっせるんだと。残るは女子供だけだ。
ならばっ心置きなくおでんをいただこう。決まりだ 明日帰ろう、と思ったのだった。

投稿者 名古屋おんな : 00:33 | コメント (0)

25.11.05

もうそろそろ帰りたいと思った。
旅行生を見送った後、シーツが洗われ、布団も干された。

各部屋に掃除機を掛けて、帰るなら3:30分の便か5時の便か…と考えて
それならさっさと片付けて支度をしようと階段を降りると 
娘が待ち構えていて 「おかあちゃん おちゃんぽにいこう」 という。
このお散歩好きなお子様は外に出たがるくせに自分で歩くのをあっさりと放棄してしまうので
そこが困りもんなんである。
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それでも朝からずっと家に閉じ込めてテレビばかり見させて遊んでやることもしてない罪悪感
も伴い、仕方なく連れていくことにする。しかしやっぱり気が乗らない。
どうすればいいんだ~…
そうだ!お菓子を買わせるのを目的にしたら もう少し歩けるかもしれないっ!
しかもそれを食べさせながら息子と共に部屋に置いておけば30分はおとなしくしてくれて お手伝いもはかどるだろう。と瞬時に計算して、お菓子をエサにして さっさと歩くよう促したが寄り道が楽しくて仕方がない様子。

このお散歩大好きっ娘は 母を側道の溝に入れと強要し、
時には「もう こないで!アーちゃんひとりで いくかや!」といいつつも
「おか~ちゃ~ん はやくきてぇ~!」と、また呼び寄せたり勝手気ままだ。
「おあな!」とハイビスカスをいじくりまわし
「これ うんちぃ?」 と道端に座りこみ観察。

こういうのが楽しいんだろうな…と理解しようとしつつも、
中途半端に掃除を中断してるのが気に掛かり、も~う はよ帰りたいもんだで
背後で奥歯をかみ締め、ジッと耐えているのであった。
沖縄の女性は働き者が多いんだって。ひとり忙しく動いている島義母の側で遊んでいるのも忍びないんだがね~。 

しかし空は青く晴れ渡り 木々はサワサワと風に揺れている。そんな中を歩いていると
島は、本島とは全く時間の流れが変わるように思える。
このざわついた心とは裏腹に、穏やかに優しく 島時間は刻まれていくのであった。
島に来る人は こんな空気に癒されていくかな

投稿者 名古屋おんな : 11:08 | コメント (0)

15.11.05

クバ広場での宴も終り、高校生達もそれぞれに民宿へ戻ってシャワーを浴びたり歯を磨いたりしている。
 厨房でバーベキューの後片付けを島義母としているところへ、義妹が仏間の前の廊下から出てきた。

 「おかぁ、オバァが煙草欲しいって言ってるよ~ 今日 タバコあげてないでショ~?」
 「ああ そうね~ 忘れていたさぁ~」   

 …なに? この会話。  「言ってるよ」って、ごく当たり前の様に話してるけど。ツッコまないほうがいいの?  でも聞いちゃう。
 「あのぅ  それって、もしかして そうやって聞こえてきたの?それとも感じるの?」

しかし義妹は、にっこりと微笑むだけであった。

ああーっ!!! やっぱり!聞こえとるんだがね!!!!!
だって仏間の前の廊下を歩いていたのにひき返してココに来てんだよ。

 ご先祖は大切に、という事はこういう事か!?
ココに暮らすうちにそのうち見えないはずのものが見えてしまうことがあるんだろうか?
家族ならば怖くはあるまい。しかし なにぶん気が小さいのでそれは心臓に悪いがねーっ。
おっそがーい!(コワーイ)


そして子供達も寝静まった深夜、オバァの声を思い出し 『家族だもんね、有難う。』と思ってみたり、
『どうか見えるのだけは勘弁して欲しいなァ』 と 思いにふけっていると、

部屋のドアが ギギ~… と開いて ヒュ―と風が入ってきた。

やっぱり、ゾゾーッ!!!!!!
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投稿者 名古屋おんな : 22:53 | コメント (0)

14.11.05

もう怖さは泣くなり、義妹のふくよかな胸に鼻水と涙をなすりつけたことを詫びて
不思議な気持ちに包まれながら星空を見上げた。

何故 私のようなフツーの人間に聞こえたんかなあ? 今までなにも感じたことも見たことも
ない自分が? 何度も首を傾げていたら
「昨日、お餅お供えしたでしょう?だからじゃない?お礼を言いたかったんだよ~」と義妹は言ってくれた。

久しく仏前にお供えもしてなかったなぁ…と考えつつ こんなことも思った。
人間は きっと、死んで終わりではないのだ。
家族を見守っていく意志を持っていれば存在しつづけることが可能なんだろうか。
情があってこそできるんだろうか。
オキナワはご先祖崇拝の風習がある。お年寄りも大事にするし子供にも優しいまなざしを注ぐ土地柄だ。
こんなことがあっても不思議ではないのかもしれない。オキナワに住んでいるのだから…

そういえば 複雑な家庭に育ったダンナは、たいへんオバアちゃん子だったと聞いていた。
可愛がってた孫の、そのまた子供までも よくぞ見ていてくれましたなァと感謝しつつ夜道を歩く。
し か し 聞いた声を反すうするたびに ぞわ~んぞわんしてくるのも、もうひとつの本音である。

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息子の手を握り締めながら足早に民宿に戻り、
息を切らしながら仏間の電気を灯けて 古びた白黒のオバァの写真を眺め、見守ってくれてるお礼を言い
これからもヨロシクお願いしますね と話しかけたら 清々しい気持ちになった。

投稿者 名古屋おんな : 11:22 | コメント (0)

13.11.05

この日は島に修学旅行生が来ていた。

クラスごとに振り分けられて、実家の民宿にも ひとクラスの男子が寝泊まりして満員御礼である。
島の義母と一緒に食事を出したり 掃き掃除なんぞを手伝って、
半月ほど島に滞在していた去年のことである。

クバ林の広場で夜、その学校の最終日のお別れ会でバ―べキュ―パーティが開かれた。
島の青年団がエイサーを披露するのだ。

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義理兄はダイビングのインストラクターで、昼間 高校生達をシュノーケリングや釣りに連れて行っている。 
真っ黒な肌を汗で光らせて皆の為に肉を焼いていた。
島義母の計らいで、肉が焼けた頃に(えへ)子供らを引きつれて、高校生らと一緒にエイサーを楽しんだ。
ひとしきり食べて広場に乗り入れてあるバンのリアドアを開けたところへ、島義母と並んで腰を掛け、
娘を横に座らせ休んでいたら 私達を見下ろす様に、声を掛けられた。

「大きくなったね~ お父さんにそっくりさぁ~…」

後半の 「そっくりさぁ~」 が消え入る様な感じで聞き取りにくかったが
ふと どこかの優しげなオバァが声を掛けてきたかと思いきや

            声がする方は、真っ暗な林である。

目を凝らしてもそれらしき人は立っていない。すぐ隣に座っていた島義母でもない。
「い…いま なにか聞こえた?」と恐る恐る聞いてみると 
「ん?ううん?」とか言って島義母はエイサーを見てる。 私だけにしか聞こえてない…
 
        そうか やっぱり うそ え やだ そうなの? 胸がざわざわしてきた。

冷静になって反すうしてみると、その声はマイクを通したようなテープレコーダーで録音されたようなシャーとノイズのあるようなくもった音声だった。人の話し声とは異なる不思議な声。
それでも とても温かい愛情を感じる声。

広場の周囲は木々が生い茂り、深い闇に包まれている。
…除々にそれが この世の声ではないことに気付く。
しかし 叫ぶわけにはいかない。なんせ多感な高校生が大勢さん、同じ暗闇にいるのである。
えーと… ダンナもココには居ないし~ おかぁは聞こえてないし~
このざわざわ、どうしてくれよう 「…!」
ドラム缶で手作りしたバーベキューの網で 魚を焼いている義理兄のそばへ、そうっと近寄り、
「兄さん… 鳥肌が立っちゃった…あの 今 声がしたんだぁ…」と 子犬の様にすがりつく目で訴えると
「あ? …この辺はお墓だからなっ。気にするな!!」と あっさり豪快に言われた。

よくあるってこと?と理解したが それだけでは納得しきれなくて、今度は義妹のそばへ ススス…と
これまた近寄り、説明してると急に何だか込み上げてきて
「わたし 怖いっっ!!!」と思わず抱き付いて うぇ~んうぇ~ん と泣きつくと
義理妹は優しく背中を撫でてくれながら
「あ~聞こえたんだね~ 低い声だった? それきっとオバァの声さァ~ 」
と 答えが返ってきた。

ああ オバァなのか。 安心して、涙は シューと引っ込んだ。
なんせ ココはオキナワなんだもんな…と 納得できた。


投稿者 名古屋おんな : 01:55 | コメント (0)

11.11.05

久しぶりに国際通りに行って来た。
目的は、ダンナに頼まれて「潜水馬鹿」Tシャツを買うためである。

県庁側の通りから順にTシャツ専門店を目で追っかけて ひたすら早足で歩いていくと
「琉球魂」「サッカー魂」とか「野球魂」とか描いてあるTシャツが掛かってるお店を発見。
どうやらココっぽいな。「あのう センスイバカ…ありますか?」と聞くと 

「あ~!『波乗り馬鹿』ならあるんだけどね~ 『潜水馬鹿』は売れないから返しちゃったのよ~『波乗り馬鹿』にしたら!?」と 元気に言われたが (波乗りじゃだめなのよ~っ)と心で叫んでまた別のお店を3・4件あたってみた。
そして<手作り舘工房 海人>で 少し離れた那覇本店にあると聞き、
5分歩いて本店にたどり着いて Sサイズを2枚買った。
早速、東京のダンナに送ろう。

嫌がりそうだが義母と一緒に作った「あぶら味噌」も送りつけてやれ。ふへへ

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ダンナは9ヶ月前から映画の仕事で東京に出稼ぎに行ってるのだった。
なんでも映画の水中撮影スタッフ達が、お揃いで着けようと言う事になったらしい。
その足りない分を買い足したのだ。

帰り道…色々ゆっくり見て行きたいところだがそうゆっくりもしていられない。お布団も入れなきゃだわ。
早足で歩いていくと おおっそうか!
修学旅行の時期だったね~ 学生さんがワラワラと群れをなして歩いている。
去年の今ごろは 島でダンナの実家の民宿で過ごしてたなー 修学旅行の学生さんがたくさん島に来ていたっけ と思い出す。
それぞれの制服の学生さん、怪しげな風貌の人や地元の人、色んな人が行き交ってる。
芸能人もさりげなく歩いてるかもね。 いや きっとすれ違ってても気付かないだろうな・・・芸能人に疎いし。

黒人さんが 二人連れ立って泡盛のお店の前で、ハブ酒を見てキャアキャアしてるがね。
そうか 珍しいよね ビンの中にトグロになって入ってる蛇。
わ~これ見て!この蛇も食べれるの?日本人ってヤバーン!とか言ってたりしてね…。勝手に妄想してたら、それを遠巻きに眺めながら鼻に指突っ込んでる若い店員さんを目撃。

兄さん、気ィ抜いたな…。おそらく世界中で私だけだろう ホンの一瞬の奇跡のひとコマを見た人間は。
こんな日常のマヌケなシーン、好きだなあ。 と グフグフ笑いながらまた早足で歩きはじめる。
そういう私も怪しげか…。

国際通りまで、車で15分。こんなにお気軽に行ける所なのに滅多に足を運ばないのは
いつでも行けるわ~という気持ちで、やっぱ 地元民になったせいだろうか?
通りを歩けば沖縄の物なら何でも手に入るという所や、賑々しさがいいがね。
至る所にベンチもあるし、休み休み、ゆっくり廻れそう。

今の季節は風もさわやかで日中そんなに暑くならないし、昼間歩き続けても倒れることはないだろう。
歩くのには丁度良い時期かも?

投稿者 名古屋おんな : 12:47 | コメント (0)

07.11.05

保育園のお迎え帰り道、少し遠回りして八百屋へ。
「おかあさん ナシたべたい。」「アーちゃんは りんごっ!」
「ナシッ!」「りーんーごっ!」 ちょっと待て。娘はごねると難儀だで、ここは息子に我慢してもらおう。
「ムム…今日は、りんごにしてナシはまた今度ね!」
といいつつリンゴひとつにタマネギふたつを手にレジへ。(ショボイな)
何でかって、いつも余分に買っちゃうもんだで今日こそ必要最小限の買い物をするつもりだったんだわ~。

すると 「んっ?!」レジの横に見た事のない形の不思議なフルーツ(?)が…
花みたいな…実のような? ジィっと眺めていると
「これ! 炊いたりジャムにするわけさ~」とお店の人が出てきた。
「こんな風に」といいつつカップに赤い液体が入ったものを見せてくれた。
「ビタミンC、たっくさん入ってるよ~こんな風にして花びら取って、これを炊くわけさ~」

 沖縄の人は「煮る」ことを「炊く」と言うんである。

実らしき肉厚の花びらをもぎとって見せてくれた。 「へ~ぇ…」この時点でもうクギ付けなんだがね。
「ビタミンC、いっぱいよ~」 ビッ…ビタミン? そう言われるとなんだかすッごい体に良さげだがね!
 酸っぱいってとこも効きそうだわ。「くださいっ 1キロ。」

…必要最小限の買い物じゃなかったのか
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 結局 1キロ150円で買ってまったがね。
むいた後を見るとタネが大きく、使えるとこはホンの僅か。 これ ほとんどタネの重みだわ。
それでもウチで煮てみたら赤い色がきれ~い! 蜂蜜を入れて冷やしてみた。
蜂蜜のお陰で甘い。が 実の量に対して水が多すぎた模様。今度は水の量、考えなかん。
タネは乾かしておいたら袋が割れて更に朝顔みたいな黒いタネがカラカラになってできた。

植えて増やして、元を取ってみよみゃぁ!(更に、ショボッ)

投稿者 名古屋おんな : 13:46 | コメント (0)

02.11.05

このところ2・3日は風が冷たくて「あ 季節が変わったなあ」という感じがする。
11月に入ってようやく肌寒く感じてきたのでそろそろ長袖を出そうかな…と
思いつつ 昨日子供達を保育園に送っていったら おや?

ジャンバー着てる子がいる。こっちはトレーナーにベストだ。
その隣ではタンクトップの子供も居るがね!

そして今朝、長袖を出したみたら 薄手のシャツには目もくれず 息子は半袖シャツの上に
アバレンジャーの厚手のジャケットに半ズボン、裸足。
娘は半袖シャツの上からふわふわの毛布のケープをつけてフードまでかぶってる。
…これで保育園に行くことになった。

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季節感、全然ないわーっ! まあ 上着脱いだらいつもの服装か・・・
 
暑いのが日常のオキナワだから、ほんの一時期 着るのが楽しいんだろうな

そういやぁ 義母は、風が冷たいと半そでの上にジャンパーをピッと羽織って しばらくすると
「あいや~汗が出てくる!」と言っては脱ぎ また「…寒いねぇ」といっては上着を羽織って
「あ~がや~な~!もう大変さーっ!!脱いだり着たり、キリがないねぇ~」…とやっている。
側で見ているだけでもせわしくなるので つい、薄手のシャツ、着ればいいのにーッ とやんわり勧めてみるのだが、「だからよ~汗が出るからよ~」 とのこと。 

っちゅうか もうみんな、オキナワでは好きな服、着てっ。


投稿者 名古屋おんな : 11:19 | コメント (0)