焼き物

2008年07月20日 12:00

ハジチの焼き物。ちな陶房

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宜野座村のちな陶房の焼き物アクセサリー作品は、もう10年以上も前から作られている。

焼き物をしていたご主人と、デザインを考える奥様とお二人のコラボレーション作品。

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ハジチをモチーフにした石と組み合わせたストラップやペンダント。

また、ハジチ以外にも宮古島のパーントゥ、琉球古代文字をモチーフとした陶芸のアクセサリーたち。

これら 存在感ある陶器のモチーフにとても目を奪われる。

沖縄や奄美でその昔、女性の手に行われていたハジチ(針突)。

明治の頃、ハジチは女性の手の甲に針を突いて、墨でさまざまな紋様を染めた。


一人前になった証であったり、魔よけだったり、模様には意味がそれぞれ意味があったようだが、

地域によって少しづつ模様や意味に違いがあったり、またハジチ自体することの意味が

ほんの数年ずれただけで、お守りの意味合いが、皆入れてるからといった

ファッション性の意味合いを持つ時代になったこともあるようだ。

(時代が違っても そういう傾向はいつの時代でもあったということか)

さすがに2008年現在、生存する方のハジチを見ることはもうできないと思う。

が、そのハジチに魅せられて、もう10年以上も作品を作り続けているそうだ。


年月を経て甲に描かれたハジチは青い染みになり、風化しそうになる頃、
研究家が各地域のハジチ体験者に話しを聞き歩くようになる。

それでもハジチは「恥なもの」として、一時は声をあげて語られることが少なかったようだ。

しかし話を聞き歩く研究家が文献をまとめあげ、地域のハジチ事情が
記録され、昭和に収集された貴重な記録が本として何冊か残されている。


-娘たちはなぜ痛い思いをしてまでハジチを行ったのか-に奥様の美佐子さんは思いを寄せた。

-痛みから抜ける感覚とは何なのか-


実際にハジチを知ってる方などに話を聞いたり、「青い目が見た大琉球」の書籍の中に
ハジチの絵が描かれているのを見つけ、調べていくうちに作品の案となった。

当時、“青い目から見た”の中にその詳細が残されていたのは、今となっては本当に貴重な資料だ。


ハジチの模様と意味を調べ、現代風の解釈がつけられた数種類の
ハジチストラップやペンダント、パントゥンや琉球古代文字のペンダントは
1,500~3,000円ほどで売られています。

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                             手書きのイラストはかなりリアル!

どっしりとした土、素朴な風合いの焼き物の小さな宇宙にこめられたこれらのアクセサリーは、
沖縄市Colors House、沖縄市インド屋、許田「道の駅」、
宜野座村字惣慶1853-1のちな陶房(宜野座中央公民館近く) などで購入可能です。

TEL:098-968-8376

ちな陶房http://www.miraiginoza.co.jp/chinatoubou.html

2007年05月22日 19:00

工房 o-gusuya

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今回は宜野湾市伊佐の住宅街の中にある、伝統と創作がミックスされ、
シンプルでステキな焼き物を作る金城さんご夫婦の
工房o-gusuyaを訪ねました。

o-gusuyaという意味は、沖縄で使われる伝統釉薬の琉球青磁(りゅうきゅうせいじ)のことで、
これを方言で「オーグスヤ」と呼ぶのだそうです。

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那覇出身のご主人と東京出身の奥様は読谷の窯元で出会いました。

伝統的な壷屋焼きの流れをくむ工房で何年か修行の後、独立して4年目になるそうです。

工房に並ぶ作品にはいくつかのパターンがあるように感じました。
そのあたりを詳しく伺うと・・・

「オリジナルと壷屋焼きの伝統である柄や技法で作っています。

伝統は抱瓶(だちびん)やカラカラ、赤土に白化粧土を掛けた後に
線彫りをするという流れが沖縄のものですね。
彫ったところを焼くと黒っぽくなるんです。
壺屋焼の代表的なものでは魚の柄とかがあります。

o-gusuya10.JPG ←◆伝統のカラカラ ¥3,150

オーソドックスなものを見慣れていると、
白さやシンプルさが買いに来ていただく方には新鮮で好まれているようで、
沖縄の技法ではあるのですが、そのミックスチャーなあたりが
好かれているのかな、と思いますね。」

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◆湯のみ ¥840~/◆ぽってりした形がかわいいお椀 ¥1,575/◆豆皿 ¥210~

「注文で受注生産するという形で増えていっているんです。

その中で伝統的な柄がほしい方もいれば、シンプルでお洒落なものが欲しい方もいて、
そういった中でいろいろ増えていったと思います。」

白い土は取れる場所が少ないため生産量は少ないとか。
白といっても真っ白ではないのでブレンドして作るそう。

材料が豊富ではないので、土の種類や技法を駆使することで工夫され、
様々なパターンが生まれてきたのが沖縄の焼き物なのだそうです。

-製作の工程で楽しい時は?-
「お客様の希望を汲み、要望を模索しながら造り、それがうまい具合に焼きあがって
渡した時に喜びがあります。

受注する大変さはあるんですけど、ただ自分が造りたいものを造るのではなく、
希望に応えられ、うまく出来た時が嬉しいですね。」

また当初、あまり商品はなかったけど、ちょっと沖縄らしいもの(伝統の柄)を造って欲しい
という希望があり、出来上がったら思いのほか、良かったのです。
こうしてオリジナルや伝統的な柄を入れたものができあがっていきました。」

o-gusuya5.JPG この柄で、他にもカップ&ソーサーやお皿も。
◆伝統柄が活きている
ご飯茶碗 ¥1,575

「あと、時々、変わった注文もあるのですが(笑)、この板状のもの。(写真下)
沖縄の土はひびが入ってあまりよくないので平らに伸ばすのは難しいのですが、
やっていくうちに技術が進歩して少しづつ自分達のものになっていくということもあります。

↓「医者」と書かれた板状の焼き物
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「自分達では焼き物に対して、伝統的な技法だけだと思い込みで頭が固くなっているんですね。

でも思いつかないようなものを注文された時、時間を少しいただいて、チャレンジしていくと、
出来上がった時に「こんなものも出来るんだ」ということでバリエーションが増えていっているのです。

常識で考えたらできないこともどうしたらできるんだろう?と考えていくと
「意外にできるんだ」という風になっているんですよね。」

修行時代には出来なかった事がお客様の要望を応えるうちに、
o-gusuyaの作品作りの可能性を広げているとコメントをしてくれました。

お客様の中には、ホームページを見つけて沖縄旅行の際立ち寄ったり、
また、中にはランニングの途中でフラリと立ち寄り、注文されていく方もいたそうです。

独立後すぐはお客様が来てもストックがあまりなかったので、受注を始めたそうですが、
現在では伝統的なものや、オリジナルのものなどの作品が少しづつ工房の棚に並びはじめました。

「使いやすいものを目指し、お客様の要望から学ぶことも多いですね。」
というお2人のコメントがとても印象的でした。

先日は近所の保育園・園長先生からの相談を受け、また提案をして、
土を板状にした「陶板」に、子供たちの手形や名前、
あまった土で飾りをつけた卒業記念の作品も焼いたそうです。

とても記念になったと好評だったそうです。

現在、商品は本島のホテル2箇所と、普天間のOKINOWに少しあります。

また、ホームページからの通販と年2回ほどの焼き物市で購入することができます。
(今年は秋の壷屋の陶器市に出展予定)

窯入れと乾燥など、天気にもよるので受注の場合、1ヶ月程お時間が必要になるそうですが、
引き出物や普段使いの食器など「こんなものが欲しい」という方は、
ぜひお邪魔して相談してみてはいかがでしょうか。

シンプルで清楚。

こんな言葉がとても似合う食器や花瓶が並ぶ可愛い工房にも、ぜひ足を運んでみてください。

ちなみにホームページ(とブログ)は奥様が担当。センスの良さにも脱帽です!

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<商品取り扱い店>
◆ロワジール・ホテル 那覇
1F ショッピングモール「ロワジール プラザ」
沖縄県那覇市西3-2-1
098-868-2222
7:00~22:00
http://www.loisir-naha.com/pages/index2.html

◆ルネッサンスリゾートオキナワ
2F「ショップアベニュー」
沖縄県国頭郡恩納村山田3425-2
098-965-0707
7:30~22:00
http://www.renaissance-okinawa.com/shop/

◆OKINOW
沖縄県宜野湾市普天間2-47-1
098-892-0935
11:00~21:00
火曜日定休
http://www.okinow.net/

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■工房 o-gusuya
〒901-2221
沖縄県宜野湾市伊佐3-13-19
098-890-4148
http://www.h7.dion.ne.jp/~o-gusuya/

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※ご紹介した商品が品切れの場合もございますのであらかじめご了承下さい。