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2009年09月15日
毛遊び(もうあしび)とは、かつて沖縄で広く行われていた慣習だ。ウィキには「主に夕刻から深夜にかけて、若い男女が野原や海辺に集って飲食を共にし、歌舞を中心として交流した集会をいう」とある。
毛(もう)は野原。暗黙の参加条件は、結婚適齢期を迎えた男女であったとされる。親族公認のもとで、将来の伴侶を定める場であった。
ところがこれは、琉球王朝時代より「みだらな慣習」であるとして、たびたび禁じられた。今でいうところの「不純異性交遊」というわけだ。それでも庶民の楽しみとして、昭和中期頃までは各地で行われていたため、毛遊びの雰囲気を知る人、体験した人がまだまだ多く存在する。

それにこの毛遊びは、何も男女交際だけが目的ではなかった。沖縄固有の芸能文化をはぐくむ場でもあったのだ。毛遊び無くして芸能沖縄もまた生まれず。
民謡、三線、三板、太鼓などの楽器演奏、舞踊、民話など、沖縄の文化が世代から世代に受け継がれていく場として、毛遊びは非常に重要な役割をはたしていたのである。
しかしそんな毛遊びも、戦後はほぼ姿を消してしまう。ウィキによると「米軍が持ち込んだビーチパーリーが毛遊びに代わるもの」として定着したとある。
毛遊びは、沖縄から消えた文化、なのか。コンサートなどに形を変えて、
言葉のみは今も伝わるが……。

実はコザで、民謡酒場とも違う独特の雰囲気を持つ毛遊びを再現しようという趣旨の模合いが開かれている。毎月第二土曜日だ。場所は、コザ・ゲート通りだ。
アメリカ人の陽気な歓声とロック音楽に交じって、聞こえてくるのは三線、太鼓、笛、そして手拍子にお囃子だ。沖縄民謡だけではなく、本土の民謡、歌謡曲をアレンジしたりと、大変芸達者である。
ときには男と女の色事をもじったセクシーな即興歌詞も飛び出すので、若い女性ならば赤面してしまうかもしれないが、人生経験を重ねてきた芸達者のおじさん、おばさん世代にとっては、これもまたおいしい酒のツマミとなる。

民謡酒場とはちょっと違う、セクシーな即興・アレンジ自由自在の現代版毛遊びは、地元、旅人関係なく参加者全員を巻き込んだ一体感を楽しめる密度の濃い時間であった。
夜が更けるごとに盛り上がり、人生の、酸いも甘いも噛み分けたおじさんおばさん、ちゃーげんきな夜。普通の沖縄では、まず、出会えない「毛遊び」を楽しみたいという人は、地域ふれあいガイドがサポートするコザインフォメーションセンターへ。

■コザインフォメーションセンター
住所 沖縄市中央1-17-16
電話 098-939-4845
営業 10時~20時(年中無休)
HP コザインフォ
投稿者 masako : 13:47
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