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2009年05月12日
中心市街地の強み
中心市街地再生、あるいは中心市街地活性化、という言葉を頻繁に見聞きします。それほどに全国の地域商店街はダメージを被っており、国の活力や地方の文化が消滅しかねないほど危機的な状況にあるようです。
ところが、郊外型の大型ショッピングセンターもまた、生き残りをかけて熾烈な企業間競争を繰り広げています。全国の大型店は店舗の統廃合と新規出店という再編を進めています。
そのくせ出店においては「税金を払ってあげます」的な、恩着せがましい発言がいまだに見受けられます。
税金を払うのは企業の義務に過ぎない。しかもそれ以上のお金を地元から吸い上げていく。吸いつくして利益が出なくなったら撤退。後に残るのは大きな空き箱とつぷれた商店街。
ああ、人口減少時代だというのに、相変わらずの古い戦略…。
しかも、住宅部門では投資をあおる30年間賃貸保証のマンション建設が増えています。それにより、古いアパート・マンションから住人が流出する現象が加速してきました。
人が減るのに、30年間も賃貸保証できるのか、といえば実はちゃんとできるらしい。古くなったら家賃をどーんと下げればよいだけです。マンションオーナーの収益性なんか配慮してくれません。
借金して土地を買い投資用マンションを建設した人がいます。支払い分を差し引いた残りは年間800万円。税金を払ってもこれで生活できると彼は言いましたが、10年後、マンションが古くなり、20年後、さらにボロくなったら、現在の家賃相場は間違いなく崩れます。
那覇中心部。エレベーターのあるマンションが、1ルームながら3万円? というような、信じられない激安マンションが、すでに登場しているくらいです。供給過剰により、古いアパート・マンションが値崩れしている様子が見て取れます。
このようにすべてのバランスが崩れているというのに、企業活動は右肩上がりを踏襲しているとしか思えません。そうしたなか、全国で増え続ける壊滅商店街。消滅せざるを得ない地域コミュニティ。
ではあるけれど、
生き残った商店街は、強烈に強くなるのではないかと思っています。それこそが「中心市街地の強味」となります。
再生だの活性化だの、ネガティブなイメージで語られていますが、強味をいかに活かすかという発想で考えてみると、面白いことになるかもしれませんね。
投稿者 masako : 2009年05月12日 13:25

