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2006年08月19日
私の住むコザには、音楽をテーマにしたお店がたくさんあります。たま~にライブをやる店まで含めると、80店ほどです。小さな街のなかで、これはスゴいことですよね。
沖縄市自体もミュージックタウン構想を掲げて、コザを音楽の街として位置づけた再開発を進めています。それが成功するかどうかなんて、私みたいな一介の市民に分かるわけないのですが、最近、とっても気になることが1つ…。
小さな街のなかに音楽の店が密集している。お店もアーティストもみんな知りあいだから、場所にこだわらず近所のお店同士で、同じアーティストに歌わせる。
音楽の専門家じゃないから、なんとも言えないんだけど、個人的には絶対NOと思ってる私。
今週はA店でライブ。次週はその隣のB店でライブするアーティストがいたらとしたら、自身の首を絞めるだけでなく、A店B店、双方の個性を殺してしまうのではないかと危惧しています。
このバンドは、あのお店でやっている。
あのグループのホームグラウンドはこの店だ。
というように、アーティスト、お店ともども目先の欲に振り回されず、しっかりとそれぞれの個性を大事にすべきではないかと……。
例えば、こういうことがありました。
A店が発掘したアーティストにBさんという人がいました。認知されていないからファンはまだ少ない。でも、A店は、彼の実力を信じて毎週末ライブをさせていました。
徐々に認められてBさんのことが知れ渡り、ご近所のお店のCさんがA店まで聴きにやってきました。「なかなかイケるね。こんどはうちでもやってよ」とCさんがスカウト。Bさんは大喜びでOKしました。
なぜならば、BさんだけのライブにこだわっているA店より、色々なライブをやっているCさんのお店のほうが流行っていたからです。当然、そのお店でやったほうが人気が出てプラスになると考えたのでしょう。
そこでBさんは、それまでずっと続けていたA店でのライブを止めてしまいました。どちらのお店も週末にライブを行いますから、スケジュール的にバッティングしてしまうのです。
ところが、C店でライブを始めたものの、利益至上主義のC店はアーティストを育てることはしませんから、Bさんは2回ほどやって切り捨てられてしまいました。お客さんの入りが思わしくなかったのです。
いまさらA店には戻れず、結果としてBさんは、自分の拠点ともいうべきホームグラウンドを失ってしまったわけです。
この一件は、アーティストの短絡思考とともに、ご近所同士でありながら、他店のアーティストにちょっかいを出したCさんにもまた、経営者としての資質に問題アリではないかと思いました。
ライブハウスとして、毎日日替わりでアーティストを入れている大きな箱はともかく、「あの店ではこんなアーティストが演奏しているよ」とか「この人の歌が聞きたかったら、あそこの店の第○土曜日に行けばいいよ」というふうに、アーティスト自身の個性を演出できる拠点を持つべきだと思っています。
請われるままにOKして、あそこでもここでも同じ人がライブ!となってしまったら、ライブ自体の価値が落ちてしまいます。結果として、ファンが行かなくなってしまう。私はそう考えています。
人気のあるアーティストは、しっかりと箱を維持しています。
まずは、1つのお店で自分のファンを地道に作り、お店の営業上、欠かすことの出来ないアーティストとしての位置を確保する。認知度が高まってきたら、今度は違う地域にも進出する。那覇ならここ、コザならばあそこ、ホテルライブはこちら、というふうに…。
コザを音楽の街と位置づけるならば、立派な入れ物を作るだけではなくて、アーティストやお店も含めて、音楽ビジネスをテーマにした地域戦略というか、プロとしてのスキルアップを指導すべきではないかなぁ。
音楽ド素人の私ですら思ってしまう今日この頃です。
投稿者 masako : 19:11
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