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2005年07月29日
地下鉄1号線の願い
沖縄市で開催されているキジムナーフェスタ(国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ)に、韓国のミュージカル「地下鉄1号線」が登場したと聞いて、かな~り興奮しました。
しかし、地下鉄1号線は社会風刺の効いた大人のロックミュージカル。はて、子供たちに理解できるのであろうか。
このミュージカルはドイツが原作です。しかも東西ドイツに別れていた頃の話。ベルリン駅の1日を描いたものですが、韓国の場合はソウル♪
つまり、2つに裂かれた国家、という歴史的背景を理解していないと、このミュージカルのテーマが見えにくいんです。うーむ。お子様向けではないなぁ。なにしろ娼婦も登場するし。
物語自体は単純です。今回の地下鉄1号線をまだ見ていないので、私が昔見たままのストーリー説明しますと、中国朝鮮族の女性が観光地で知り合った韓国に住む恋人を訪ねて早朝のソウルに降り立ちます。彼女は、恋人の子供を宿しています。
地下鉄の通勤風景からはじまり、仕事にあふれた路上生活者たちから高級住宅地に住むご婦人方まで、さまざまな人たちが登場します。それらは大都会ソウルの矛盾であり、痛烈な社会風刺です。
純粋な朝鮮族の少女は恋人との再会を果たすのですが、彼にとっては単なる遊び。結論をいうと、彼女は別の愛を得て、中国に戻っていきます。もちろん、地下鉄1号線に乗って。
というストーリーなのですが、ミュージカルそのものが強烈な風刺であることを証明するのが「地下鉄1号線」という存在。たしかにこの路線は実在します。
ただし、中国朝鮮族の女性が住んでいる国境の街「延辺」まで、1号線が走っているという矛盾についてコリアンの方なら即座に気づきますが、普通の日本人にはピンと来ない。
韓国(ソウル)から北朝鮮を通過して中国まで???
いちばんのテーマはコレ。ここを理解していないと、本当の面白さは見えません。
日本ではまず見られない完成度の高い作品が、ここ沖縄市で上演されているなんてー! 今日(金曜日)と明日(土曜日)も上演されます。今日は無理だけど、明日、何とか行きた~い!!!


これ、アセロラです。可愛いでしょ?
香水を買いました。量り売りのお店「かおりや」さんのオリジナルです。




