和 名 ヤエヤマアオキ
通 称 ノニ
学 名 Morinda Citrifolia
ノニは、インドネシア原産のアカネ科モリンダ属の熱帯性植物です。「ノニ」という名前で一躍有名になりましたが、和名はヤエヤマアオキといい、その名のとおり日本では沖縄各地で自生種を見つけることができます。
ここ数年、日本でノニが注目されて以来、沖縄の各地で貴重な自生種が乱獲されているのは大変残念なことですが、いっぽうでノニを積極的に栽培して、新たな沖縄特産品に育てようという動きも始っています。
日本に住む私たちにとってノニは目新しい薬用植物ですが、ポリネシア地域の人びとにとっては、何千年も昔から健康のために欠かすことのできない貴重な果 実でした。いったいなぜ、長い歴史をもつノニがごく最近まで注目されなかったのでしょうか。その理由は、ポリネシア地域やその文化が閉鎖的だったことや、 熟した果 実がほとんど悪臭ともいえる独特な臭いを放つからだとされています。その臭いのために、地域によっては「ブタリンゴ」とか「チーズフルーツ」などとも呼ば れているそうです。
見た目は決して美味しそうには見えず、熟すと異臭さえ放つノニ。ところが、ノニには果 実だけではなくその葉や根茎にも、ポリネシアの人びとが「奇跡の果実」、「神様からの贈り物」と呼ぶにふさわしい素晴らしい薬効が秘められています。
興味深いのは、肉体的な症状だけに作用するのではなく、精神的なストレスから来る落ち込み(鬱症状)や不眠症などにも効果 が高いということ。鎮痛作用のあるノニの有効成分が脳の働きにも深く作用しているとのことですが、ストレスが原因とされる現代のさまざまな病気予防にも効 果 が発揮されれば、今後ますますノニに対する関心は高まっていくことでしょう。
